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人形劇団ひとみ座「ズッコケ時間漂流記」上演班のブログ
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2014年の被災地公演を終えて

2014.06.27 [ Edit ]

ズッコケ班に新加入した来住野(きしの)です。

今回、日生劇場主催・被災地公演で、福島県伊達市、宮城県名取市、岩手県大槌町、福島県南相馬市と4か所に行かせていただきました。

松本美里が旅の様子を伝えてくれましたが、私はこのグループの責任者として現地の役所の方々や学校の先生方とお話する機会がたくさんありましたので、その視点から書かせていただきます。


一番強く感じたのは、とても当たり前のことなのですが、

「震災は解決した問題ではない」

ということでした。


どの会場でも、現在も震災と闘っていました。

福島県伊達市の小学校はいまだプレハブ校舎で、隣にある中学校の体育館をお借りして公演しました。

宮城県名取市では2校の小学校が合同して行ったのですが、片方の学校は震災で校舎がなくなってしまい、もう一つの学校の空き教室を間借りしていました。

岩手県大槌町では、いくつかの学校がなくなって、合体して一つの学校を作っていました。

福島県南相馬市の学校の傍にはプレハブ住宅があり、そこには、原発事故により住む場所を奪われた方々が暮らしていました。


様々な事情がありながらも、みんな笑顔で、楽しんで、芝居をみてくださいました。
この光景だけ見ると、日本の他の場所で公演しているときと、反応に大きな違いはありません。
しかし、見てくれている子どもも大人も、私が体験したことのない大きな出来事を味わっていて、心の折り合いをなんとかつけながら日々を過ごしていることを、深く感じました。


学校の先生方や役所の方とお話をすると、当時のことを淡々と話してくれる方もいらっしゃいましたし、現在頑張っていることを熱く語ってくださる方もいらっしゃいました。
「ここが地元ではないのだけれど、派遣されてきました」
とおっしゃる方もいらっしゃいました。
どの方も、日々生じる様々な問題と闘っていらっしゃいました。

「当たり前の毎日なんてない」

ということを実感しました。


今回の公演には、本当にたくさんのマスメディアが取材に来てくださり、

「以前はこのような支援活動は数多くあったそうですが、今は減ってしまいました。だからこそ、続けてほしい!」

と、おっしゃっていました。
ここにも闘っている人たちがいます。


また、被災地と、日生劇場と、ひとみ座を繋ぐコーディネーターの方は、

「『与える』『受け取る』の関係ではなく、『繋がっていく』べきです。授与の関係だと一時的になってしまいますので、長いスパンで関係を築いてください」

とお話しされていて、そうなるべく、日々活動していらっしゃるそうです。


そして、震災後何年もこの公演活動を主催してくださっている日生劇場の方々にも、本当に頭が下がりました。
今回の公演には、日生劇場の理事長さんにも数日間ご同行いただいたのですが

「来年もやる!」

と力強いお言葉をおっしゃっていました。
また、今年もたくさんの劇場スタッフの方々が、笑顔で明るく、お手伝いくださいました。
そのおかげで、良い状態での公演を行うことができました。
本当にありがとうございました。


このような規模の大きい活動は、劇団単体で行うことはとても難しいです。
本当に大勢の方々に支えられて、今回の公演を行うことができたことを深く感謝するとともに、使い古された言葉かもしれませんが、『絆』を感じました。
そして、自分としても

「日々をいかに生きるか」

を改めて考える機会となりました。


皆様に感謝するとともに、今後も様々な形で被災地と関わっていくことを心に誓って、この文章を閉じさせていただきます。
長い文章にお付き合いいだきまして、ありがとうございました。

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プロフィール


累計発行部数2300万部、国内の児童文学としては最大のミリオンセラーである、那須正幹作「ズッコケ三人組シリーズ」。
ひとみ座は1993年に「ズッコケ三人組」、第2弾として「あやうしズッコケ探険隊」を人形劇化し、これまでの累計公演数は2,000ステージを超え、延べ観客人数は100,000人にも及びます。
現在は人形劇「ズッコケ三人組シリーズ」第3弾として「ズッコケ時間漂流記」の人形劇を全国で上演しています。
その上演班、通称「ズッコケ班」のブログです。
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     ●キャスト●
ハチベエ   松本美里
ハカセ      森下勝史
モーちゃん  岡本三郎
平賀源内   白井赫
佐竹左門   小林加弥子
千次      来住野正雄
おしの     松島麗


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